令和6年 私学・企業・私塾による
勉強会・交流会(2024年5月19日)開催
「脳性まひ」と闘うポップヴァイオリニストの式町水晶さんのトーク&ライブ
大学通信井沢秀さんの2024年度大学入試とこれからの展望


5月19日(日)に一般社団法人神奈川県学習塾連絡会主催、かながわ民間教育協会・神奈川県私塾協同組合共催の令和6年私学・企業・私塾による「勉強会・交流会」が箱根湯本富士屋ホテルで開催されました。

神奈川県西の私立中高と東京都の校長・教頭・入試担当の先生、教育関連企業、そして県西を中心とした私塾の先生方60名が日曜日にもかかわらず参加しました。

神奈川県学習塾連絡会磯崎斉会長の開会の辞に続き、来賓の牧島かれん衆議院議員、ノ下正祐小田原市教育長の来賓挨拶があり、その後講演1と演奏と講演2が始まりました。

講演1は大学通信情報調査・編集部長井沢秀さんによる「2024年度大学入試の振り返りとこれからの展望」の講演がありました。

【要約】
[2024年度入試の概況]
翌年の新課程入試を控えているがその影響は小さかった。
総合型や学校推薦型選抜の年内入試層と一般入試まで粘って難関大学を目指す層の二極化が進んだ。
女子の志望動向が「家政・文・人文系」から「社会科学、理工系」にシフトしている。 また、大学入試共通テストは6年連続志願者減で1992年以来の50万人割れとなった。一般的な難易度の私大志願者が共通テストを避ける傾向にある。

[2025年度入試の概況]
新課程でも私学の一般選抜は大きな変化はないが、これまで通りの学習支援し進学アドバイスが生きる。
年内入試の更なる増加が見込まれる。
女子の志望動向が難易のカギを握る、文科省の理系女子の奨励と呼応して女子理系志望を後押しする可能性がある。
生徒の個性に合わせた、柔軟な進路指導が求められる。学力一本やりではない大学入試が始まっている。


演奏と講演2は、「脳性まひ」と闘うポップヴァイオリニストの式町水晶さんのトークとライブです。

「脳性まひ」と闘い続け、東日本大震災の津波に耐えた陸前高田奇跡の一本松と災害地に残された瓦礫や家具を再利用して作られた「津波ヴァイオリ」を所有し、演奏することを託され障がい者と健常者の垣根を越え、より多くの人々に夢や希望を贈り続け、子ども達の心の教育にも力を注いで、現在全国の43校以上で講演しています。

美しいヴァイオリンの響といじめや障がい当事者の人生経験から語られる式町さんの心の叫びのトークは、参加者に大きな感銘と感動を与える内容でした。
(なお、8月24日平塚文化芸術ホールで、式町水晶さんのトーク&ライブが有ります)
●公式サイト:式町水晶 Official Web Site
式町水晶トーク&ライブ:ひらしん平塚文化芸術ホール


第2部では、参加私学と私塾の1分間トークが行われ、我が校自慢や我が塾自慢に大きな拍手が送られました。

15時盛会のうちに終了しました。
ご参加の皆様お忙しい中ありがとうございました。来年も楽しい交流会を企画いたします。お誘い合わせの上ご参加下さい。引き続き宜しくお願い申し上げます。